CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< December 2018 >>
PR
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |
WM1A改/1Z改・ZX300改

 さてまずこの3機種ですが、表立っては受けない方針でした。

しかしここ最近、ちょいちょい問い合わせが来ていた案件ではありまして…逐一説明するのもアレなので、もう書いてしまおうかと。

 

云うまでもないですが、S-Master(CXD3778GF)を用いているデジアンです。

それこそ、1A/1Zに関して云えば元々ECPUテンコ盛りであったりしますし、物量への意識も元から相応に大きいというのは周知の内容かと思われます。それを踏まえて、じゃあどうするのよ?という話ですね。

なので基本的に関与する部分としては、出力のCRやインダクタの部分、更には電源周りの増強と高グレード化、GND周りの更なる低インピーダンス化、制振や線材交換、シールドの追加となるワケです。

デジアンに於いては、出力のLCRとデジタル電源の質で8割方決まると思っているので、寧ろそれらにしかリソースは割きません。

(ちなみにこの場合は高周波性能がモロにモノを云います)

ただ只管個人的な見解で理想的な性能を追求した、部品の編成としています。

やる事自体も、規模は違えど1A/1ZとZX300で各々同じです。

 

私としてもデジアンイジりなんてiQube以来ですが、結構楽しみながら作業ができましたね。

元々のこだわりが見える製品だからこそ、元の良さを活かした上で変化を付けてあげたいというスタンスです。

依頼者さんも出来に満足頂けたみたいで、ホッとしているのが個人的には正直な所なんですが。

 

まぁ多く語ってもアレなので、早速値段を書きますと…

 

WM1A  ¥80,000.-

WM1Z  ¥120,000.-

ZX300  ¥39,000.-

 

以上とさせていただきます。

 

| 改造/保守 | 16:00 | - | - | pookmark |
SE100R

 はい。ようやくです。いやはや難儀しましたよこの子。

何に苦労したか&フィーチャーすべきはどこかと云えば電源電圧なんです…

折角のSabreしかも9038ですから、やっぱり極力スペックは稼いでおきたいじゃないですか。

アナログ段の電源電圧が±3.4Vなんですが、正直ちょっと電圧としては低いし音も眠い…駆動力も万全とは云い切れない…

これがSabreの音か?と言われたらちょっと丸いし、「据置きじゃないしポタだし」ってのを酌んでも、描写・情報量不足なのではないかと云える感じがします。

何故電圧を低くしたのか?という理由は、云わずもがなのランタイム優先かと思いますが、ちょっと長く取り過ぎた印象があります。もっと情報量の暴力を浴びたいと感じてしまうのは私だけなのでしょうか…

電源電圧は無論パワーに直結する要素ですが、それ以外にもダイナミックレンジを大きく取り出す為…つまりS/N比を大きく取る為にも不可欠の要素です。

やっぱり第2〜3世代同様に±5Vは出してあげて欲しいなというところがあります。

更に云えば、折角高出力のOPA1688を出力に用いているんですから、その能力も極力引き出してあげたい所なのが心情です。

あとはローパスフィルタの設計もちゃんとしてあげさえすれば、のっぺりせずに距離の表現やらヴォーカルの浮き立ち方も全然違うんですが、「ちゃんとした値のコンデンサを入れてあげて欲しい(=ちゃんとした特性のLPFにしてあげて欲しい)な」とは第4世代以降よく感じます…部品単価もそんなに高くないのですから。

さて、I/Vに使ってるのがOPA1612で、多分AK70の調達分の残りなのかなという感じもしなくもない…

基本的にI/Vに用いるべきはJFET入力のタイプですが、多分これは実装との兼ね合いなんでしょうね、同じパッケージの他の選択肢として上位を取る場合はOPA2211しかないです。

JFET入力で同サイズとなると、どうしてもスペック上劣るものを選ばざるを得ないと思います。

なので現状としては1612はベストな選択肢と言えるでしょう。

それか無理矢理サイズの大きい(とは云ってもMSOPですが)OPA1642あたりを入れる事になりますが、実装する上で壊すリスクの排除が難しく、見送る判断をしました。

 

ということで、改造内容としては下記の通り

・アナログ電源電圧の上昇(±3.4V→±4.2V)、コレがやっぱり1番音質改善の幅が大きいと思います

・I/V抵抗のハイグレード化(箔は別途相談)

・LPFのハイグレード化&適正化(ちゃんとした減衰特性の3次ベッセルフィルタです; fc=105kHz)

・DAC電源の強化とノイズ排除

・CPUやデジタル電源の強化と物理的な遮蔽強化ならびにコイルの制振

・アナログ出力の適正化

 

手前味噌ではありますが、今回に関してはよくばりセットの様相を呈しており、苦労した分の仕事をしたと胸は張れるでしょう。

Rの名が付いてはいますが、このモデルに関して云えば改みたいに下位を設けずにR以外の選択肢がありませんでした。それほど手が掛かる子でしたので。(単純に改造の「しやすさ」・アクセシビリティーはトップレベルで楽ですが、手数が多いのです)

 

それを含めて、お値段 ¥130,000.- でどうでしょう?

私としては珍しく強気に、お買い得だと思っています…このUIでちゃんとSabreの音で駆動力もあれば、御の字以外の何も無いので(角痛いけど)。

| 改造/保守 | 15:00 | - | - | pookmark |
【募集終了】X10T改

なぜ?と言うかも知れません。

正直、私もやると思っていませんでした。この機種の改造。

 

何だかんだでこの稼業を今年で8年、更にはDAPの改造という元々ニッチな事を細々ながらやっておりますが、なかなかデジタル出しのみというこのありそうでなかったニッチな純トランスポートのDAPという存在はなかなかお目にかかる事はありませんでした。

しかし既に現実に存在しており…DAC付きポタアンの上流として、更には単体DAC+ポタアンの三段構成の上流として、ニッチではあるものの確実に愛好層が存在しているという本当にコアな製品として、生産が終了しているものの高頻度で運用され続けているというのが現況として存在します。

実際に機能としては単機能に絞った方が、余計な回路に電流も食われなくて済む事から音質的にも良いのは当然ですし、その運用スタイルに於いても、自作したデジタル同軸ケーブルを取っ換え引っ換えして遊んだりと「オーディオ的な楽しみ」の要素を多分に含みます。

 

一応私も単体DACを過去に出していた身としては、非常に興味をそそる存在であるのも確かで。

私が今後製品開発に携わる上でも、この純トランスポートDAPとして嚆矢となった製品からユーザー層の傾向と対策を知っておきたいですし、且つ自分自身としても「ユーザが何を求めるか」の勉強をして行きたい所でもあるのです。

なので、フィードバックはガンガンやって頂きたいですし、それが今後に活きる側面もあります。

 

単純にキッカケはとあるユーザさんから「やってくれないか」との引き合いがあったからなのですが、施工内容としては今までのDAPの改造と同様に、

 

・クロック換装

 まぁいつもの1ppmTCXOに換装して、ジッタ軽減と定位の改善を

・デジタル電源周りの強化と高品質化

 デジタル電源バスの回り込みノイズの除去と高調波低減をやります

 (何だかんだでコレが1番効きますし、一聴して判る情報量の増加と距離の表現の改善)

・物理的なシールド等の本体内干渉ノイズ対策

 

が主体となります。

如何せんこのニッチな製品の、更にニッチな要望に受け応えるワケですからそうそう数も出ないでしょう。

なので予め5台のみ(当初は3台のみのつもりでしたが)受注とします。

理由は単純にニッチですし、多く案件を抱えてもフィードバック対応の手間を踏まえると私としても手に負えなくなってしまうからです。

 

価格ですが、他の普通のDAPの施工内容を踏まえると、

正直本体と同じ¥29,800.-が頑張っても限界だと判断しています。

飽くまで「この値段でも良ければ」というスキ者向けのメニューでありますので、ご理解の程を何卒。

| 改造/保守 | 01:00 | - | - | pookmark |
SR15改・SR15R

さて夏が過ぎ今年も2/3が経過しましたが皆さん如何お過ごしでしょうか。

私は絶賛腱鞘炎でステロイドを打ちつつダマシダマシではありますが何とかやっております。

それにしたって発売当初からずーっと評判良いですね、SR15。

どうにも70にしてもコイツにしても、どうしてAKはエントリー(10万弱だけど)に本気を出してくるのか…?

諸般の事情により先にロールアウトしたSE100Rよりも先に、ラインナップに加わる事となりました。

しかしそれでも産みの苦しみが非常に大きかったのです。(腱鞘炎がひどかったとかさておいても)

何故ならば…? 単純に基板上の集積度が高く、改造する上でも周りの部品からの絶縁や間隔確保に時間と手間が掛かるからです。

なので、この手間暇の掛け方がモロに価格とラインナップに影響を及ぼす事となりました。

 

今回SR15で最もフィーチャーすべきは、DACに新しく採用されたCS43198で、シーラスロジックの最新鋭且つDSDネイティヴのハイエンドチップである事のみならず、それをデュアルモノ構成で運用している事が挙げられます。

他には、デジタル電源の容量がSP1000よりも大きかったり、CPUも全AKシリーズ中最高スペックで、それがUIのサクサクさやSDカードの読み込み速度向上などの足回りの強化に多分に寄与しているのが挙げられます(だからどうしてAKはエンt(ry

 

さて閑話休題…このDACチップの何が最も画期的かを説けば、チップ内部にチャージポンプ回路が内蔵されており、負電圧の出力が可能であるということです。

普通のDACチップは電源に+5V〜+3.3Vを採用し、デジタル区画とアナログ区画で別個に電源供給がなされ、大概の場合は出力にはアナログ区画電源電圧の半分の電圧を中心としてフルスケールの信号を出力します。

つまり解りやすく言えば、アナログ区画電源電圧が+5Vとして半分の+2.5Vの電圧を中心に±2Vの電圧が出力された場合、GNDの0Vを基準とすれば、+0.5Vから+4.5Vの電圧が出力から出てくる事になります。

言い換えれば、出力信号には絶えず最低+0.5V以上の直流が乗っており、このままアンプで増幅したところで直流が増幅され絶えず乗るとも言えてしまい、当然イヤホンヘッドホンは電熱線となって発熱し、ボイスコイルは焼かれてオシャカになってしまう事になります。

普通はそれを予防する為に、DACの出力に対して直列にコンデンサを挿入し、直流成分を遮断して、0Vが基準の-2V〜+2Vまでの純粋な交流に変換して下流に渡してあげる必要があります。

この直列に挿入されたコンデンサこそ、第1世代のAK100から連綿と受け継がれ存在した「カップリングコンデンサ」であり、音質上のボトルネックとなっていた部分でもあり、且つ私がAK70改乙で最も苦労し、F95で大損こいた苦い思い出の部分でもあります。

さてこのCS43198ですが非常に便利且つ優秀で、+電源のみしか供給されていないのに内部で負電源(GNDの0Vより低い電圧)を作れるDACチップなのです。

その結果として、最初からGNDの0Vを基準として±2Vの電圧を出力から出す事が可能で、カップリングコンデンサを抜きにした回路構成となっています。

コレは非常に私としても有難い…(切実)

 

じゃあその分施工も楽だし部品代安く済むじゃねえか!と思った所で、そんなに世の中甘かぁない…非常に部品間隔が狭く取り回しは最悪の部類でリスク高いです。

アナログ回路自体は殆どがAK70mk2を踏襲していますが、私が懸案としていたLPFの部分も治っており、ノイズフロアも低く「回路としても真っ当」だと思います。

なので、アナログ回路の施工方針はAK70mk2と同じで良いだろうと判断し、そこには何の苦労もありません。

しかし問題は、デジタル電源周りの施工です。これが非常に厳しい…ギッチギチなのです。

部品交換したりしても隣と干渉したり、結果ケーブルを這わせて遠回りせざるを得ない部分が多々存在し、施工する上で他の部分の倍の時間が掛かりました。

基本的に私の改造メニューというのは「本体価格の半分くらいで出来ること」を一定の基準としています。

よって苦渋の決断なのですが、アナログ電源部分の施工をオミットする事でそれを実現せざるを得ないと考えています。

その分、当初の想定の70mk2と同価格(¥58,000.-)よりも価格を下げる事にしました。

それでも「デジタル周りも含めてやって欲しい」という声も結局は出ると思います。なので少し価格は高くなりますが、そちらも用意する方針です。

 

ということで、

SR15改

バランス・シングルエンド出力の強化と高域の改善、全体の情報量の向上、上記の様にデジタル電源周りの施工を簡略化

SR15R 

バランス・シングルエンド出力の強化と高域の改善、全体の情報量の向上、定位と音場表現の正確性向上、デジタル電源周りの全施工

という棲み分けとなります。

 

音の傾向ですが、70mk2同様にOPA1688のクセはどうにも消しにくい所があり、下の硬さの主張をどう減らすか?が主眼となります。

如何に上の伸びを殺さずに、奥行きを出すか?

声は浮くんだけど、更にエロさを出すか?

下は量は出るけど、フォーカスを上げてを沈み込ませるか?

そこを踏まえて今回は組んだつもりです。

改にしろRにしろ、両者圧倒的に歪率は改善しているので、そこも是非聴いて体感してもらえればと思います。

 

肝心の価格ですが、

SR15改¥49,000.-

SR15R ¥66,000.-

そんなわけで、ここはひとつご理解とご容赦を頂きたいところでございます…

| 改造/保守 | 00:00 | - | - | pookmark |
【募集終了】えっ、ホントにやるの?(DX200

 前にtwitterでグチっぽい事を長々と書きまして(下記参照)、

ここでわざわざそれを改めて書く事でもないので割愛しますが、この中で高を括りながらに書いた「私が予め言明していた様に極少数で、ちゃんと回路全て含めてトータルプロデュースをせよ、というオファー」が実際に来てしまった、という誤算からのオハナシ。

 

言ってしまった以上はやるんですが、それでも継続的にメニューとしてやるつもりも無いので、3台しか受けられません。

何故ここまで頑ななのか?は、単純に私の今後の立場上の理由です。なのでiBasso関連での私の施工はコレが最後になります。

前に書いたエントリにある様に、私は今後改造関連に関しては縮小させる指針を出しており、それに併せて件数あたりの単価も上がる事になります。それを踏まえての内容である事はご承知頂きたい所です。

 

 

 さて私がやるからには、当然AMPカードじゃなくて本体が目玉です。

大まかに言ってしまえばDX90改とやる内容は同じですが、実装可能な体積がDX90に比較すると非常に小さく難易度が上がります。

DAC以降のアナログ回路全てに手を加え、クロックの高速化といつもの電源強化、更にはDAC自身の電源の最適化を行います。

まぁしかし、元々のLPFの設計どうにかならんかったのかなと思いつつ。

音の変化は言うまでもなくDX90改同様に情報量の暴力で殴ってくるのは当然ですが、今回は所謂Paw改二丙以降の一貫したLPF設計による音場表現と距離感が付いてきます。9028の本気ってどんな音よ?と改めて考えさせられる面がありますね。

どうあれ未改造に比して抜きん出れる音に出来なければ、全く意味が無いのです。

 

回路規模を踏まえますと、本体で9万、各カード1.5万という値段になります。

でも3台分しかやらない上に、こっちにとっちゃそれに見合う内容が提供出来れば良いだけの事ですから。

元々こっちのロードマップ的にはやるつもりも全く無くて、今後忙しくなってくる状況で、別に出なくてもこっちは一向に困らない案件です…今さら値段で遠慮する気も無いので。

高い高いと言うのも簡単ですし、「どうぞコンデンサやオペアンプ交換で満足していて下さい」としか言えないですね…

| 改造/保守 | 18:00 | - | - | pookmark |
70改二だけじゃなくて。

 表題の通りですが、AK70mkIIは「70改二」と呼称し既に発売直後に実機は完成し、どのタイミングでGOを出すか色々決めあぐねていた側面があります。

元々、非常に価格帯に比してちゃんとしておりアナログ段は"ほぼSP1000"という造りですし、私としても手放しにマンセーしたい所はありまして。

また全段OPA1688で駆動力もあるのでローの主張の塩梅等の調整の難しさもありますし、ファームとの相性で結構印象の変わるところでもあるでしょう。

しかし実運用の中でどうにも気になる部分が出てきまして、そこの対処に時間を割く事になり、その問題自体の解決は簡単だったんですがその余波が想定よりも大規模になってしまいました。

何かと言えば、各方面で良い評価の多いバランス出力の数字が妙に芳しくないし違和感があるという状況で、最初は「イジって何かやらかしたかな?」と危惧したんですが、どうやらそうではなかったのです。

ここまで勿体つけて書く内容で恐縮なんですが、バランス出力再生時に「ホワイトノイズに似たノイズが乗る」という状況ですね。

(ボリュームを0にして再生ボタンを押す、というやり方で判断は容易)

 

70mkII元々の回路としても回路定数的にはSNRを意識して、それなりに熱雑音への意識もされた妥当な定数と思っていますし、特に奇を衒った所はありません。

AK70以降の「個人的に納得出来る回路」の延長で、SP1000に比して「DACが違う事によるDACチップ自体の駆動力の差をケアした回路」というのがmkIIでは採用されています。

しかしシングルエンドもバランス出力もIMD(相互変調歪み)が妙に乗る、という状況で…それ自体は発振でも容量を拾っているのでもなく、DACから乗っている成分ですからフィルタで解決すれば良い話です。

と言う事で、まず70改二の改善点としては「70改乙同様の部分に加えて、全般的なSNR向上(特にバランス出力)」であるという事になります。

ですから基本方針としては上も伸びるようになるし、音場表現も左右に広く距離感が判りやすくなるという70改乙同様の音作りは維持しています。

勿論70改乙最終アップデート同様にコンデンサは対策済ですし、デジタル関連の改善もされています。

ただ乗っているOPA1688特有のクセを低減する為の措置は腐心しましたねぇ…。

 

さて価格ですが元々¥53k程度を予価としていたんですが、上記の対策が付加された事で手間が増えてしまい¥5k程値上げする事になりました。

よりまして申し訳ないんですが、¥58,000.-とさせて下さい。

この差が目玉であると同時に、改善具合も判りやすいという所でもあるので何卒ご理解頂ければと。

 

 付随する話ですが、上記のノイズを消す事は原因自体の特定にさほど時間も掛からず数時間で終わったんですが、懸案なのは当該回路の部分が今までのAK製品で割と共通していた部分であった事です。

少なくともAK240・380・70と共通の部分ですが、ここまでその症状が顕著に出たのはmkIIが初かなと認識しています。単純にデュアル化してローノイズ意識の回路になった事でそれが顕在化してしまったとは思うんですが…。しかしその兆候は70の最新ファーム適用時から高能率イヤホンでは出始めていたと判断していました。(CS4398出力部との相性なのかなと現時点では推論出来ますが)

つまり同じ解決方法を適用すればその現象も抑え込める、とも言えます。

なので70や240で高能率イヤホンを運用していたりで、もしも気になるとおっしゃる方には朗報なのかしら?と思いまして。

よって今、70が落ち着き始め絶賛240祭開催中ではありますが、それが落ち着いて来年頭辺りから70改乙の上記適用も含めた措置を検討しています。

その場合、コンデンサアップデートやデジタルアップデートと統合して¥12k、単体で¥8k程度になるかなという目算です(確定ではないですが)。

しかしこのアップデート、ユーザごとの運用形態によって気になる場合とそうでない場合が結構差があるみたいで。

よってデフォでは搭載しない方針ですし、気にならない場合は特にわざわざやらなくても良いと思いますので、実運用との兼ね合いで判断されるのが宜しいかと。

ただ、今のデスマーチを諸々処理してからまた改めてアナウンスする事になると思います。

 

以上取り急ぎ。

| 改造/保守 | 10:00 | - | - | pookmark |
【7/13追記アリ】AK70改乙の順番待ちオーダー諸々について (Regarding to "AK70-Kai" modification)

 AK70改乙の改造なのですが、お陰様で順番待ちが発生している状況です。それにつきまして注意事項なりを。

スパムフィルタの仕様なのか、割と一部キャリアメールではスパム扱いされ受信が出来ていなかったり文字化けしている等の問題が頻発しております。

つきましては、Gmailであったりプロバイダのメールにて送って頂けると着実かと思われます。

あと短文であったり一つ一つ質問されて返すよりは、ある程度内容をまとめて送ってもらった方がレスポンス早いです。

順番自体ですが、入金順での作業準拠となりクロック到着後にそれに基づきお声掛けして行く流れとなります。

流れとしては、

問い合わせ→入金→順番確定→送付要請メール→当方受領→(2〜3w)→納品

となります。

どうあれ入金が済まないと確定にはなりません。

取り敢えずはこんなところで、何か補足が有れば書き足していきます。

 

(7/13補足; コンデンサ変更につき、ちょっと出音変わります)

苦渋の決断ではあったんですが、やはり諸々の圧迫が笑えない状況なので、変更となります。

従前のコンデンサが実装されている個体でも変更の要請を実費のみ(¥1.5k)で請けようかなと考えています(落ち着いたら、ですが)。

 

上のキラキラ具合を上げる「改丙」へのアップデートなのですが、一律で「改乙」納品の後にするかどうかの決断をしてもらう形となります。ご了承下さい。

 

We are accepting AK70's modification orders from overseas.

Nathan in Headfonia wrote an article and measurement results.

RMAA: Astell & Kern AK70 Kai (Ryuzoh mod) 24-bit

The price will be $399 (H&S not included), and mainly acceptable in PayPal.

 

Currently, just evaluating and waiting for new capacitors measured.

 

ryuzoh

| 改造/保守 | 06:00 | - | - | pookmark |
SP1000SSR。

 という事で早速です。

いやーデカい。fi.Qとおんなじサイズw ここまでデカいと、やはり如何に単体で完結させるかを至上命題とせにゃなりません。

でも何が良いって、CPUが非常に高性能でUIも洗練されている事…動作がサクサクでストレスフリーな事はやはり大きいです。

そしてガッツリCPUや電源チップの放熱が意識されている…これは非常に大きな進化です。これを以って初めて名実ともにハイエンドと云える手間暇の掛かり具合であると云えましょう。

AK70に引き続き出力も取れる設計思想も踏襲しているのもあって、380を聴いた時みたいな残念感はありません。

 

回路構造的にはAK70の目玉であったOPA1622ではなくOPA1688という更に出力の取れるオペアンプをシングルエンド・BTL側双方に用いており、率直に言えば「380で懲りたのだな」という印象があります。まぁ結果オーライという所ではないかなと。

一つ素晴らしい事として、DAC出力からバランス(BTL)回路へ向かうルートとシングルエンド回路へ向かうルートが完全に独立しています。今までの製品の構造としてはシングルエンドの回路の途中までバランス構造があって、BTL出力をそこからそのまま抽出していたという形だったんですが、やはりデカい故の実装余裕がモロに現れてますね。単純に理想形の構造を形作っていて、ここもまさにハイエンドと云えるものです。(つまりエージングは1A・1Z同様に各々必要な流れとなります)

シングルエンド・BTL側双方が同じ構成ですから、音の傾向としてシングルエンドとBTLの差としてはそのままBTLの優位性がこの場合顕著に出ます。

しかしOPA1688、明らかに1622よりも性能の上でも価格の上でも下位ランクです。色々理由を考えたんですけど、多分これは「わざと選択したのではないか」と考えるのが自然だという結論に至りました。ノイズ対策もされてますし、出力至上主義って感じです。じゃあ載せ替えれば、と思ったところでピンアサインが特殊ですので無理ですね。

 

さて、1000(SS)Rと呼称する事にしましたが、自分にとってSP1000が240の再来と言えるほどの傑作機だと思っているからです。開けやすい・実装しやすい・空間余裕がある…水子となった380改(1台だけ作って実装と難度的に時間が掛かり過ぎてコンスタントにやるにはペイ出来ないと判断)の鬱憤をここで昇華出来ると思えましたね。

やってる事自体は70改乙の延長上です。音的にも改乙同様に音場の広さ・定位・立体感を特徴として改丙同様のきらびやかさを加えてステンレス筐体のクセを軽減する一助としています。ではどうしてここまでガワの音が乗るか?というのは単純な話で、ガワを通る電流が多いからです。昨今の高密度実装された多層基板を用いるDAPでは殊更そうですが、どうしても基板の箔厚が相対的に薄くなり電気抵抗値が高くなってしまいます。それに比して電流要求量の多いCPUやDACチップが載ってますから、流れる電流の分だけ電位差も発生しやすくなって(なのでノイズ対策もシビアに)、基板を経由するよりもガワ経由の方が相対的に流れる電流も多くなりやすいのです。

じゃあ対策はそうならなければ良いだけ、って事ですね。至って解決方法はシンプルです。

 

 さてお値段ですが、¥219.000.-でやろうかなと考えています(慣熟を兼ねて先着5台のみ¥198,000.-)。

今後更に加筆していく事になるかと思われますが、何か質問等あればinfoへどうぞ。

| 改造/保守 | 00:00 | - | - | pookmark |
第六KANN

 KANNですが、組んでみて差し当たって検証に問題は無い様なのでGOを出します。

しかし名前的に「KANN改」って語感的に云いづらい感じが否めないですね。

最初は「完」にしようかとも思ったんですが、全ての終わり的な感じもしますし、吽があるなら阿がないといけませんし…

となると…音読みでカンで穏当な所を見てて、kann→can→ability→能う→「敢」or「勘」あたりでないかなと思いつつ。

「敢」え(て改造す)る or センスとしての「勘」のどっちが名称として妥当かと言われれば私の勘で云えば後者かなと。

と言うことで「勘」と以下呼称します(字面でしか区別付かない)。

 

 さてその勘ですが、フィーチャーすべき改善内容としてはやはりローの出方でしょうか。

もっとモタ付きが無くて、上も伸びて、元々備わっている駆動力の高さを活かすべくシャッキリと…というコンセプトです。

改善内容としては基本的には70改乙と同じと思っていて下さい。

(今回は違うコンデンサなので例の問題からは解放されているのがまだ救いとして大きいです)

・コンデンサ

・クロック

・電源強化

・クソコテ理論適用に基づくフィルタの変更と位相の調整

ただ今回は更に、駆動力の向上と歪率の低減に重きを置いています。

やっぱりKANNを買う時点でユーザの駆動力への優先度は高いと思うので、やはりそこを全面に出してダンピングファクタを上げつつレスポンスの良さを体験してもらった方が満足度は高いのではないかと思います。

でも70改乙同様に音場が上下左右に広くヘッドルームの形成が精緻で距離感が非常に掴みやすいという特徴はやはり継承されています(今後は特にリクエストが無い限りは、ずっとこういう音作りになるでしょうが)。

リファレンスに用いたIEMは334SRとFitEar AIR、ヘッドホンはシグプロとK7XXです。

 

 さてお値段、少々悩ましい所でしたが68,000円となりました。

70改乙との棲み分けを踏まえつつ、「これくらいならやってもいいかな」と思える実機の値段と出音のバランスを考えるとこんな所かなと。

今後何か派生(要は「勘乙」とか)がもし出るとしても、70改丙同様に一旦納品後に別対処という形になります。

せいぜいコンデンサの変更みたいなマイナーチェンジに留まると思うのでそこまで価格差も大きくならないでしょう…

 

 以上そんな所です。追記あれば適宜。

| 改造/保守 | 12:00 | - | - | pookmark |
改乙反省会

 という事で、素のAK70とAK70改乙の各々の計測結果をNathanが出してくれたワケですが…

RMAA: Astell & Kern AK70 Kai (Ryuzoh mod) 24-bit

 

概ね満足行く結果ですね。

f特の10kHz以上の下がり方はシングルエンド出力に付いているZobelに因るモノで、ブーミーさや高域の曇りの原因であるアイソレータとして入っていたインダクタを除去した事へのカウンターメジャーです。

(LPFでのカットオフ周波数自体は上がっているので、結果的に聴感上高域が伸びないという事はないです。)

ノイズレベル・DR・THDに出ている60*3の3次高調波かと思いきや190Hzのピーク(-120dB以下なので0.0001%以下なのですが)、色々気になっていたんですがTHDのプロットのみ、実負荷時に消えているので追試が必要かも知れません。

とは言え、やはり特筆すべきは圧倒的とも言えるTHD・IMD・クロストークの減り方でしょうか。

IMDの7kHzの二次信号(とその高調波)の裾野がガクッと減ったのは、ハッキリ云えばクソコテ理論によりDAC出力とフィルタ周りの位相ズレを完全に殺せたからです。

だからしっかり上の空気感までバリッと出るワケですね。

THDやクロストークの減少も、電源の強化で負荷に強くなり出力インピーダンスが下がってダンピングファクタが上がった事によるものです。

-20dBの差という事は単純に1/10ですから、そりゃあ左右の分離も一聴して判る筈…

今後、KANNや来たる第4世代ハイエンドも同じ構造を踏襲していた場合、なかなか楽しみな事になりそうです。

| 改造/保守 | 23:00 | - | - | pookmark |
| 1/4PAGES | >>